先日、イタリアンの落合シェフ、山田シェフ、濱﨑シェフ、和食からは笠原シェフ、中華からは菰田シェフ、ラーメンからは入江シェフ、森住シェフら各界を代表するシェフの皆様と共に東北関東大震災へのチャリティナイトに参加させて頂きました。各シェフが材料を持ちより腕によりをかけて自慢の逸品を作り、また自慢の料理器材やワイン等をオークションにかけて大盛り上がりの一夜となりました。もちろん全てボランティアで売上げの全てを義援金や復興支援の為に寄付致しました。
先日の炊き出しもそうでしたがシェフ達のパワーとバイタリティには敬服致します。震災後の節電、観光客の激減、外国人の帰国、自粛、等で今東京で順調に経営出来ているレストランはほとんど無いと言ってもよいでしょう。もちろん上記のような有名シェフの店も例外ではありません。多くの従業員を抱え人件費や家賃、返済などの固定費は収入が減っても変わらず苦しいにも関わらず 「東北の人達の事を考えたら苦しいなんて絶対に言えない!」と出来る限り精一杯元気に自腹を切って料理を作り続ける料理人の姿には感動を覚えます。もちろん私もそのうちの一人です。後ろで支えてくれるスタッフがいるからこそ、こうやって何とか従業員に給料を支払う事が出来て、また東北の人達の為にせめてもの復興の為のお手伝いが出来ているのであります。スタッフとこんな時にもTOSHIに足を運んで下さるお客様に感謝、感謝であります。
スタッフと言えば今回は中堅の加藤貴継を助手として連れていきました。いつもは当然、菓子を作っているのですがこのような場所では何でも出来なければいけません。山田宏巳シェフや濱﨑シェフに混ざって緊張しながらも料理を手伝っていると菰ちゃん(菰田シェフ)が来て 「トシさん。彼、絶対良い勉強になるし記念にもなるからイタリアンの大御所二人と料理してるとこ写真撮ってやっといたらどうですか?」改めて菰ちゃんの優しさというか細かな心遣いに感心しました。
ちなみにうちの家内から預かって出品したシャンパンをオークションで落札したのも菰ちゃんでした。「菰ちゃん、気を使って値を上げようとして頑張って落札しちゃたんじゃないかな?」と少し心配になりましたが・・。だって菰ちゃんお酒飲まないですから。 これからも機会があれば、勉強にもなりますのでスタッフも連れて被災地や復興支援に出来る限り協力していこうと思っております。もちろんそれ以外の時には一菓子職人として益々努力していきますので宜しくお願い致します。チャリティナイトの募金に参加して下さった皆様、いつもパワーを下さる料理人の皆様、そして後ろで支えてくれるスタッフの皆さんありがとうございます。 |