アンニャ - ANJA
アンニャというお菓子です。フランボワーズとリュバーブで構成しています。下は、リュバーブのタルトになっていますが、リュバーブのタルトというのは、ヨーロッパで、特にフランスですごく人気のある定番商品のひとつです。ただ、日本ではなかなか浸透しにくい素材だと思います。今までフランス帰りのシェフ、ヨーロッパ帰りのシェフ、日本でも何人かトライされましたが、リュバーブを浸透させるのは、なかなか難しいと言うことを聞いたことがあります。そこで、もう少し工夫して何とか生菓子に応用できないかと思って作ったのが、このアンニャです。フランボワーズは、個性ある酸味を持つフルーツですから、この酸味と、リュバーブの酸味を合わせると、非常にバランスの良い味や風味になります。日本では意外と思われがちですが、ヨーロッパの食生活に慣れれば、うなずける組み合わせです。しかも下のタルトとアパレイユでよりさっぱりとした味わいになっていて、全体としての構成も非常に良くとれています。