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いよいよ10月！今年の秋は超多忙な日々を経験しております。まずは炊き出し。最近は月に1～2回のペースで被災地の皆様に「スイーツで心にゆとりを！」と行っています。先日は福島県相馬市へ行って参りました。

次に一年以上準備に奔走してきました「一夜城Yotoizuka Farm」がいよいよ１１月５日にオープン致しますのでその準備が大変です。最初の恵比寿でのオープンの際は他に四名のスタッフと共に始めたのですが無我夢中でした。ミッドタウン店ではメディアでも取り上げられる事が多くなり今迄経験した事のない得体の知れないプレッシャーというものを初めて感じました。今回は小田原市、そして地元の皆様のご支援のお蔭で何とかここまでたどり着いたのですがその分、多くの方々への御恩に「失敗出来ない重圧感」をひしひしと感じております。

そんな忙しい中、愛媛、和歌山県有田市、長野県須坂市へ１０月下旬に参ります。これらは３～４年前から秋に毎年訪れている私にとっては大切なイベントであります。フルーツとスイーツを通して地元の方々と交流を深めており、いつかは「地方と第一次産業の活性化」という大きな目標に向けて一致団結して向かっていきたいと思っております。何か大きな事を書いてしまいましたがこれらの事は全てToshi Yoroizukaのスタッフの心の隅々にそしてケーキ一つ一つ現れてくると信じております。
そしてもう一つ。今年は茨城県で行われている期間限定のイベントのデザートのレシピも制作させて頂きました。これは高萩市というところにある古い民家を利用して１０月７日より約二か月間サービスされています。こういったお仕事は今まで受けた事が無かったのですが茨城県の北部に位置し震災の被害も多く蒙っている中、少しでも地元の方々を元気づけようと茨城県が中心となって発案され私の元に協力依頼が参りました。もちろん私は少しでも地元の方々のお力になれればと喜んで受けさせて頂きました。実際にはイタリアでの修行を終え先日帰国されました遠藤シェフが料理にデザートにと奮闘して下さっております。それを支えて下さっているのが和菓子の永寿堂さんと洋菓子の大高かおる堂さんです。永寿堂さんは震災で店舗が崩壊致しましたが厨房は何とか免れましたので今回は大高かおる堂さんと両輪となってこのイベントを支えて下さっております。私は全て茨城県の食材を使用して素材を生かしながらも、地元の和菓子と洋菓子とを融合させたスイーツを提案させて頂きました。

そんな忙しい中、先日嬉しい悲鳴もありました。出版社との打ち合わせを兼ねた食事会に行ったところ家内の策略でまたもややられてしまいました。忙しい中、家内もよく毎年 趣向を凝らして私にばれないようにサプライズバースディパーティーを仕掛けるものだと感心致します。今年も前年に引き続き尊敬する小六禮次郎さん倍賞千恵子さんご夫妻、片岡鶴太郎様、落合務シェフご夫妻、すずきBさんファミリー、菰田欣也シェフ、後藤史郎さんなどなどの常連の本当に有り難い皆様の他にこれまた大好きな六角精児さんご夫妻、城南海ちゃんなどなど多くの方々に集まって頂き最高の夜になりました。皆様本当にありがとうございます。そして家内にも感謝感謝であります。
 
小田原市、愛媛県、有田市、須坂市、高萩市の皆様、いつも応援して頂きありがとうございます。「一夜城Yoroizuka Farm」は私と皆様の夢を実現させる為の第一歩を遂に踏み出します。今後共宜しくお願い致します。