オープニングセレモニー

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Dream of Ecuador

〜エクアドルの夢〜

開設編

008/008

Mr.Vitalianoと共に

オープニングセレモニー
カカオ農園を初めて目にした感動も冷めやらぬうちに続々と人が集まってきました。地元のテレビ局や新聞社の取材も次々と入り想像以上の反響です。マイクで集合のアナウンスがありいよいよオープニングセレモニーが始まりました。エクアドルはスペイン語なので私は日本語でスピーチをさせて頂きそれを家内が英語に翻訳してそれをまたスペイン語に翻訳して頂くという二段階スピーチとなりましたが私の熱い思いと感謝の気持ちだけはしっかりと伝えたいと夢中で話しました。UNOCASEからは農場開設を記念して盾を頂戴いたしました(今は宝ものとしてミッドタウンのデザートカウンターに飾っています)。
 
 
それに続き黄、青、赤のエクアドルの国旗をモチーフにしたテープが農園の入り口に張られておりテープカットにうつりました。映画やテレビでは見た事があったのですが生まれての初めてのテープカットです。その時にカットしたテープは短く切って財布にしまい肌身離さず今も持ち歩いています。

テープカット

テープカットが終わり最後のセレモニーとなる植樹式です。私だけでなく一緒にきたスタッフ全員がカカオの木に願いを込めて植え込みました。私、家内、それからサンエイト貿易から担当の小川さん、そしてこれからこの農園のカカオ豆を輸入してショコラになるまでの長い道のりを私と共に開拓して下さるであろう心強いショコラのスペシャリストである若旅さんと小方さん。最初に私にカオカ社のオーガニックショコラを紹介して下さった株式会社トレコの玉井社長。Mr.Debert、Mr.Vitaliano。それぞれがそれぞれの強い思いを込めて木を植えました。

植樹式1

植樹式2

私を筆頭に日本から来たスタッフ全員が興奮していました。専門家の小方さんや若旅さんをしても驚くような出来栄えの農園とそれを支えて下さる現地の方々のモチベーションの高さ。全員がこの農園で収穫される豆からお客様の舌の上でとろけるその瞬間まで、まだ誰も成し遂げた事のない一貫した美味しいオーガニックショコラを作り上げる夢を描いた。そしてこの農園で育った素晴らしい苗がエクアドル中に広がり皆が笑顔になれる事を。
 
最後に来て下さった約250名皆で一緒に食事をとり、そしてこの近隣のオーガニックショコラを使った自信作ガトーカオカを食べて頂きました。Unocaseのみなさん、メディアやエクアドルの省庁から視察に来られた方々、この農場で働いて下さる方々、近隣の方々、全ての人が笑顔になって下さいました。言葉が通じ無くてもショコラは世界中の人々を笑顔にさせてくれる魔力を持っている事を改めて感じました。
 
セレモニーが終わり皆三々五々家路につき寂しくなった農園に立った時、沁み沁みと感じました。「一介の菓子職人でも強く強く念じていればこんな大きな夢も本当にかなえられるんだ。」と。しかしカカオ農園を持つことが究極の夢では無いのです。一から作って本当に安全で安心で最高に美味しいスイーツで世界中の人々を笑顔にする事が究極の夢なのです。これはあくまでも最初の一歩にしか過ぎません。これから多くの困難な事が待ち構えているに違いありません。しかし大きな事を学びました「強い信念」を持ち続け努力すること事。もう一つは「自分一人の力では何も出来ない」という事です。TOSHIのスタッフや応援して下さる多くの方々に支えて頂き第一歩を踏み出す事が出来ました。この感謝の気持ちを決して忘れず「強い信念」を持って邁進して参ります。

最後に皆で

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