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昨年、長野県須坂市に果物視察に行った時に発見した「鎧塚古墳（詳しくはVol.5参照）」
その際に市の方々と来年は「鎧塚まつりを!」と盛り上がったのですがなんと本当に開催されました！

果物畑の真ん中にある古墳で行われるイベントですので天候がとても心配でした。折からの台風の影響で前日も強い風を伴った雨。それにも拘わらず家内は「私が行くから絶対に晴れる!」と意味なく自信満々。秋元康さんがアイドルに必要な条件の第一番目は「裏付けの無い自信」とおっしゃられていましたが正にその通りでさすがは元アイドル。
もともと昨年須坂市のスイーツイベントにゲストで呼んで頂き、古墳を見て盛り上がった事から第一回鎧塚まつりのゲストに呼んで頂いたのですが、この件を家内に話した所、 「私も鎧塚やからプライベートで付いていく!」と同伴する事になったのでした。
鎧塚歴はまだ二年程で、私達京都源流の鎧塚一族の中では甥っ子よりも一番の新米なのですが・・・。
 
そして当日これが又、驚くほど晴れてしまいました。
確かに晴れ女を自称する家内は、いつも降水確率80%以上を晴れさせています。家内が移動すれば直ぐに雨が降り出したというのもよくある事です。
まぁ、私はいつも『たまたま』だと当然思っていますが、家内は真剣に「私は晴れ女だ!」と信じていますので、人に迷惑が掛からない範囲で皆さんも広い心で同調しておいて頂きたいと思います。
 
さて、会場に近づくにつれ看板や幟、そして法被を着た案内の方々までたくさんいらして期待に胸膨らんできます。なんと古墳の前にはカラフルな大きなテントが設置してあり、大勢の方々が拍手で出迎えて下さいました。
「待ってました!」
などと声もかかり嬉しいやら何だか照れくさいやら兎に角光栄この上無い事確かであります。

まずは学術員の方に詳しい鎧塚古墳の説明を受けました。私は昨年に引き続き二回目の訪問ですが家内は初めてなのでとても興味深そうに聞き入っていました。その後は地元の皆様と共にお祭りを存分に楽しませて頂きました。
長野県大会七連覇中の消防団ラッパ隊の演奏や、伝統芸能である「赤熊」。樽にそのまま口をつけて胴上げされるように酒を飲む地元の荒っぽい儀式など感動あり笑いありなんとも心温まるお祭りです。
 
 
手作り感のあるイベントですが、一応のメインイベントが地元の皆さんがスイーツを作って来られたのでそれを食べてアドバイス＆コメント頂きたいとの事。15作品ほどが揃ったのですが店で実際に販売されているような物から家庭のおやつで作られている様な物まで様々でした。
なかには長野パープルで漬け込んだ沢庵やおやきなど私の範疇から明らかに離れているものもあり、コメントに困りました。
時には冗談半分に林檎のケーキに 「これ、林檎だけ食べたほうが美味しいですね」なんて皆が大爆笑するような一幕もあってとにかく和やかで、地元の方々の優しさが心にしみる温かいイベントの数々でした。
 
当初の予定よりはるかに多くの方々が来訪して下さり、来年も第二回を開催されるとの事。須坂の方々、是非是非来年も馳せ参じますので宜しくお願い致します。
 
鎧塚祭り実行委員会の皆様、歓迎して下さった皆様、そして鎧塚古墳を四世紀から守り続けて下さった地元の皆様、心よりありがとうございます！