石巻の皆さん ありがとうございます!
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石巻の皆さん
ありがとうございます!
先日、石巻に行って参りました。昨秋に炊き出しに行って以来の久しぶりの石巻入りとなりました。震災後一年以上経っているのにも関わらず被災地の現状は瓦礫が整理されていただけで復興には程遠い状況でありました。

そのままの石巻

瓦礫は山にされてそのまま放置されている状態です。船で運べるように港に山積にしたのはよいが肝心の瓦礫の受け入れ場所がみつからないのです。日本人は親切ですからほとんどの方が事情を把握して我が県(都、府)に少しでも瓦礫を受け入れる事には賛成でしょう。しかし我が町には来て欲しくない。我が家の隣には来て欲しくない。これが現状です。確かに家の隣や自店の隣が瓦礫置き場になっては困ってしまうでしょう。しかし石巻の人々はその瓦礫の中で暮らしている。そんな事を震災から一年以上経っている石巻で改めて感じました。

重油タンク

結局は、自分達の出来る事を精一杯やるしかない。それを果敢にも実践しておられる方がいらっしゃいます。ホットランドの佐瀬社長であります。震災直後、ホットランドの本社を石巻に移し石巻の復興を石巻の人々と共に歩んでいらっしゃる方です。私も微力ながらもこの運動に協力しようとホットランドが経営する石巻ホット横丁の中にクレープ店をプロデュースさせて頂く事になりました。そのオープンイベントに先日行かせて頂きました。たくさんの方が私がプロデュースしたクレープを買いに来て下さいました。そして「何かやりましょうよ!」とバイタリティの塊のような佐瀬社長の発言から現地でクレープ教室を開きました。昔、どこの被災地に行っても子供達と一緒に作る菓子教室は大人気でしたので私が発案致しました。立ち見が出る程の盛況となり子供達の笑顔で会場は溢れました。私がパティシエになって良かったと心底感じる瞬間であります。

クレープ教室

この店における私のロイヤリティーは全て復興に役立たせて頂きます。もともと祭り好きの熱き男、佐瀬社長もその話に乗りに乗ってきてスイーツカー「Yoroi's car(ヨロイ'ズ カー)」を作って東北の被災地を回ろうというスケールの大きな話になりました。予算も当初考えていた私のプロデュース料だけでは足りなくなりホットランドさんからも出資して頂き今はもう「Yoroi's car」制作中です。従来のToshiブランドイメージよりも東北の方々を盛り上げようとポップなイメージの仕上がりになっています。これで私達が以前より行ってきた「スイーツを通しての被災地の皆様の心の復興」が石巻に「Yoroi's car」という拠点が出来た事によっていよいよ本格化していきそうであります。今後私はもちろん、ホットランドのスタッフ、そしてToshiのスタッフが一緒となって「Yoroi's car」に乗り込み東北の皆様の許へスイーツをお届けに参りますので是非、お楽しみにお待ち下さいませ。ホットランドの皆さん、TOSHIのスタッフのみんな、石巻の皆さんありがとうございます!

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