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一夜城Yoroizuka Farmに行きますとまず畑をまわって雑草取りとゴミ拾いが日課になってきました。今ではスタッフも畑仕事を楽しみにしており勝手に畑を耕し様々な野菜や果物を植えて自分達で手入れをしております

草花の発育が早い季節がらとスタッフの畑に対する熱意が高まってきて自分達で開拓し始めた事から、少し東京で忙しくしており畑に行くのが５、６日ほど開くだけで様相ががらりと変わっており畑を歩いていて驚く事が多々あります。
 
「これ、何？」
「それはパッションフルーツです。」
「パッションってこんなとこに普通に植えて実がなるの？」
「農家の方に相談してみたのですがパッションは育てた事がないので解らないとおっしゃたのでとにかく植えてみました。」
 
こんな「おい、おい！」というような会話が日常的に行われております。現在植わっているのが柑橘各種（湘南ゴールド、温州みかん、ゴールデンオレンジ、デコポン、甘夏、大津四号、宮川早生、レモン、ライム）約８０本、赤スグリ、ブラックベリー、杏、クローバー、ミント五種類、その他ハーブ数種類、ジャガイモ四種類、ピーマン、人参、大根、栗、柿、ゴーヤ、まくわ瓜、メロン、フランボワーズ、ブルーベリー、スイカ、すもも、パッションフルーツ、オリーブ、トマト、ひょうたん、かぼちゃ、さつまいも、冬瓜、とうもろこし等々・・。先日も柑橘以外では初めての収穫となる玉葱が採れました。とにかく甘いことこの上なくレストランでスープにしたり魚や肉の付け合せにしたりコンディトライ（菓子店）ではキッシュにしたりパンに使ったりとお蔭様でお客様にも大好評を得ております。
 
ヒカリエでのYoroizuka Farmオープンの波及効果もあってか様々な地方からの食材の紹介やコラボレーション依頼がきて嬉しい限りであります。ヒカリエ店や一夜城だけに限らずTOSHI全店舗の食材が徐々に変化してきておりますので是非お楽しみ頂きたいと思っております。

北は北海道から南は沖縄までY / Farm Association（ヨロイヅカ・ファーム共同体）の輪がどんどん広がってきています。北海道からは近々にリュバーブが入ってまいります。石垣からはパイナップルが。最近、様々な地方に畑を見にゆきそこでご縁を頂いた素晴らしい人々との輪が広がり本物の味わい深い素材が集まってきております。近い所では茨城。今季はもう終わってしまいましたが次代を担う苺だと確信している「いばらキッス」。そしていま最盛期を迎えている甘さと滑らかさが特徴のメロン「いばらキング」などなど。いずれもToshiの主力商品に育ってきています。

そんな中、先日岡山と長崎に行って参りました。長崎はやはり地元の活性化と地産地消を目指して作られオープンして１２年間着実にそして順調に運営されている「おおむら夢ファーム・シュシュ」さんをお訪ねしました。地道に歩んできておられる姿に感銘し勉強になりました。オーナーの山口さんに地元の農家を案内して頂いたのですが個性的なフルーツがたくさん見る事ができ感激致しました。今はまだ長崎産のフルーツは使っていないのですがその内登場する事、間違いなしです！