あとがき
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あとがき
2002年に帰国して直ぐにビゴ東京をはじめ数社の技術アドバイザーをさせて頂きました。また講習会を各地で行い、仕事が絶える事なく一年間で2日しか休みが取れない状況でありました。そして藤森二郎氏のご支援のもとToshi Yoroizukaブランドを立ち上げ、まだ店が無いのにも関わらず有名百貨店の催事に次々と出店していきました。スイーツ好きの方々には店が無く月に一度位の頻度でどこかの百貨店に出没するPatissierはさぞや珍しかったに違いありません。2004年に恵比寿の地に「Toshi Yoroizuka」をOpenしてからも、ありがたい事に毎日たくさんのお客様が来店して下さり深夜遅くまで菓子を作り続ける日々が続きました。 そして帰国して3年。休暇をとってヨーロッパに帰るなんて事は考えられないような毎日。そんな中、ヨーロッパでお世話になった方々の記憶が絶対に消えていく事のない様、また仮に恵比寿での店が順調にいったとしても渡欧した頃の初心を決して忘れる事の無いようにこの連載を書く事を思いつきました。 また私が渡欧を思いついた時に全くどうしたらよいか分からなかった経験からも若い渡欧を夢見るパテシィエ達に何か参考になるもの書いておきたかった。先日、製菓学校で講習会を行った際「パテシィエとして活躍するにはヨーロッパに行った方が良いでしょうか?」という質問を受けた時に私は答えました。「その必要は全くありません。行った方がよいのか?なんて考えているのであれば行かない方がよいです。日本の技術は素晴らしいです。日本での修行で十分です。但しどうしても行きたくなったら是非行くべきです。そうした時に初めてヨーロッパであなたは何か見つける事が出来るでしょう」と。

ここで書きたい事はたくさんありますが、いずれも本文に出てきた事の重複となるので止めておきます。私の渡欧に際しまして多くの方々のお世話になりました。いくら感謝してもしきれません。本当に皆様ありがとうございました。一部ではございますがお世話になった方々に感謝の気持ちを込めて御紹介させて頂きます。又、散々お世話になったにも関わらず記憶が曖昧になってしまった方もいらっしゃい本当に申し訳ございません。 失礼とは存じますが敬称は省略させていただき、順番は不同であります。


藤森二郎、Maja&Tobias,Anja,Johannes,ERMATINGER、Stefan,Patrick,Hans&Marilyn,SETS、Sandra、Edi、およびZucker Backrei T.Ermatingerのスタッフの皆様、Rita&Bernard ,Andy,NOHL、Sondy Boxの皆様、Monika夫妻,,Keitaro NIDO夫妻、柴崎保樹、柳橋敏明、堀田悟、里道隆、岸義明、白根康博、山崎泰博、成田武光、吉野精一、塩塚真弓および御家族の皆様、Risa夫妻、Vollen Weiderのスタッフの皆様、Walter BOESCH、Mafred,Otmar SCHNEIDERおよび御家族の皆様、HETNER、Lionel GAUVIN夫妻、Thierry GUILLAUME、Mikhail&Mika XIFARAS、Mark、Olivie、Francois DUTHU、Pierre LIENARD、およびSTOHRERスタッフの皆様、遠藤寿&央子、安藤康範、安部守、松尾康行、三浦直樹、高橋真木子、松本一二美、向井若葉、金子美明&則子、青木貞治、佐々木靖夫妻、Eriko Pagnon夫妻、岸真一、小坂守、吉田俊介、森光章夫妻、古谷賢介、Anne、Jean-PierreBRUNEAU、Jean-Francois、SALVATORE、Philippe、HERVE夫妻、およびRESTAURANT BRUNEAUスタッフの皆様、仁科文之およびニシナデイヴィットの皆様


Toshi Yoroizuka 鎧塚 俊彦

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